「いってきまーす」 ガチャンとドアが閉まると同時に 「おせぇよ」 誰ですか?と一瞬耳を疑うほどさっきまでとは 全く違う口調でそう言った廣瀬くん。 「ご、ごめんなさい…? ていうか何でわざわざ家に来たのよ!」 「なんで疑問形なわけ? 昨日の莉未が変だったから」 疑問形になったことに突っ込まれた。 ていうかそれよりも 「心配…?」 「ああ。あんな泣きそうな顔して 逃げられたら誰でも心配すんだろ。」 わたし、昨日泣きそうになってたんだ。 「莉未、お前何か隠してんだろ?」