俺だけ見てろよ




「それがどうしたんですか?」


こんなケバい子たちに詰め寄られて
怖いはずなのに何故だが冷静に言い返す
自分がいる。


「李玖と別れなさいよ!!!
あんたなんか李玖に吊り合わないのよ!!
どんな手使って李玖に入れ込んでるわけ!?」



冷静なわたしとは反対に女の子たちは
顔を真っ赤にして叫んでいる。


この子たち、きっと廣瀬くんが好きなんだ。


たぶんここで「わたしは廣瀬くんと
付き合ってなんかいません」って言えば
すぐに開放してもらえるんだろうけど、
なんだかそれは言いたくなくて。


わたしは自分でもビックリすることを
言っていた。