「ふあわぁ」



「莉未、あんたくますごいわよ」



教室に着くと、美那が呆れた顔をして
私の目の下を指さした。



「あー、美那おはよ
昨日なんか眠れなくて」


「その理由は、なんですかー」


美那がにやにやしながら問いかけてくる。



「べ、別に〜」


思わず噛んでしまった。


「あんたさ、わたし伊達にあんたの友達
やってるわけじゃないんだけど。
吐きなさい、莉未!」