結乃サイド

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係が決まって着々と進む準備。


ある日。

先生に呼び出されたのは資料室。



仕事を任された流崎くんと私は必然的に2人きり。



重苦しい沈黙が続く。

その沈黙に耐えられず私は初めて流崎に話しかけた。



敬語でオドオドしている流崎くん。

でも、不思議と仲良くなれる気がした。



みんなが悪口を言うほど悪い人でもないし
地味男だからってどうってことない。