いつの間にか港はいなくなってるし…。



「……季蛍どうした?」



俯く季蛍。



俺の目をみない。


「季蛍なんかあった?」



「ごめん………ね…」



「何が?」



「……

私が…私が体…最近壊してばっかりだから……蒼、全然寝れないしご飯だって、私が作れないから蒼…倒れちゃし…


もう、私…」



「…季蛍。そんなことないって!季蛍のせいじゃないし……

大体貧血と寝不足なだけだよ?

大袈裟だなぁ~季蛍は」


微笑んで、季蛍の頭をなでる。