「蒼だよね、心配しなくて大丈夫だよ。」


港くんがそう言ってほほえんだ。



「あの…倒れたって…聞いて」



今にも泣きそうな声で、港くんに訪ねる。



「倒れたっていうか…


まぁ、体調不良なんだけど…」


そう言って港くんは寝ている蒼の服の中に、聴診器を入れた。