体調もよくなり、いつも通りに病院へ出勤。
午前の外来が終わって、蒼にカルテを届けようと思った。
でもいない。
どこをさがしてもいない。
ナースステーションにいき、蒼を探す。
「季蛍先生?蒼先生ですか?」
看護士がかけよってきた。
「あ、そう。どこにいるか知ってる?」
「蒼先生、倒れたんです。朝、ナースステーションにきたとき顔色悪そうで。
えーっと……それで、上野先生が引き止めて、今上野先生の診察室にいると思いますよ。」
「あっ…そうなんだ。ありがとう……」
倒れた……?
嘘でしょ……
私は急いで港くんの診察室へ向かった。