スヤスヤと寝息をたてる、愛優を、季蛍は、ベビーベッドに寝かす。
そして、季蛍は、また椅子に座る。
その季蛍を、俺はそっと抱きしめてやった。
「………………蒼……」
「……………ん?」
「……………私、愛優の事、育てていけるよね…」
「………季蛍が育てなくてどうするの?」
「…そうだよね。私が育てなきゃだもん。
でも…不安。
私…出来るのかな…?
…不安だよ…………………………」
「……………季蛍、
育てるのはね、
季蛍だけじゃないよ、俺がいる。」
「…………蒼…が…‥いる……………………………」
「うん。季蛍は、1人じゃないんだよ?
忘れないで。
俺だって不安。
でも…
ここまでやってこれただろ?
なら大丈夫だよ。
季蛍…………………」
「………そうだね、ここまで来れたもんね」
季蛍は、俺を抱きしめ返した。


