「季蛍…とりあえず、病院行こう。

お兄さんの。」




蒼は、私にコートをかける。




   


「……………嫌だ」







…今は、







嫌だ…………………。







本当の事を…知るのが、怖い。








………怖くて…





たまらない…








「季蛍。お兄さんには俺から言うから。



季蛍、行こう」







「……嫌だ!!!!!!!」








「…季蛍。逃げちゃだめ。


さっきも言ったろ?





季蛍だけじゃないよ、俺がいる。……………」












…そうだ…








蒼を…







信じる…から…  





大丈夫……。