車に季蛍を乗せ腕時計を見る。



23時。





もう…当直の先生しかいない。



助手席の季蛍は、相変わらずぐったり。


「季蛍、今から病院行くからね。」


ぐったりする季蛍に、話しかける。



「…ん」


目を閉じる季蛍は、かすかな声で返事をした。




そのまま車を走らせ、病院へと向かった……