あ、私電気つけてなかったんだ…



今頃気付く。




もう何が何だか分からない。







「…………季蛍?どうした?」







呆然と立ち尽くす私を、そっと、
蒼が抱きしめてくれた。







「………きーほ?なんでそんな暗いの…?

何かあった?」









「……………………」






蒼に抱きしめられたとたん、
現状を把握する。

そのとたん、涙が溢れる。





「………………」



蒼は黙って、ずっと背中をさすってくれていた。