聴診器をぬき、服を直す。 「…………陽、俺に言うことは……??」 陽は、俺と反対方向を向く。 「…陽ってば…」 「……………ないよ?いうことなんか…」 「………………陽、バレてんの。言え」 「………だから、何にもないって」 …これは言わないな。 確信した俺は、自分から陽に聞く。 「……最近やけに寝ないと思ったら、そういうこと?」 陽がみている方向に、また移動する。 陽は、目に涙を浮かべる。 「…陽、泣く事じゃない。」 頬をつたう涙を、親指で軽く拭う。 「…………………」