「…季蛍はさ、なんか俺に言いたいこと、ないの?」
「………………………?」
「………季蛍さ、最近、ずっと我慢してない?
…なんか、季蛍、俺のこと、嫌いなのかな~…って」
「…そんなこと…………」
「……………思ってることさ、言っちゃおうよ?今。」
「…………………」
「…ため込んでること、全部。」
「………季蛍」
「…………………………」
「…………」
「……………私………………………………………………………
心配…かけたくない」
私は、その言葉を発したとたん、自分の感情をおさえこんでいた袋が、一気に破裂した気がした。
「心配かけたくないの!!
蒼が倒れるのもね、
貧血になるのもね、
寝れないのもね、
私のことをやってるからでしょ?
私が…
いなかったら…
楽だと思うよ…蒼………………………………」
何が何だかわからなくなって、
自分をとめられなくなって。
溢れる涙を、拭うこともしないで、
ずっと…しゃべり続けた。
蒼は、何もいわないで、
ずっと、聞いてくれた。


