「おはようございます~」
「おはよう~」
そんな声が飛び回る医局。
「季蛍、おはよう」
振り返るとそこには高島先生。
「あ、おはようございます…」
「今日、新しい患者入院してきたから。
回診。十時からだから。」
「…あ、わかりました
あの、それって…………」
「蒼先生いるよ?」
「…え??」
「喧嘩したんでしょ?」
「……………」
「蒼先生の不機嫌さ。あれは喧嘩したな、と思ったね」
高島先生は1人で頷きながら白衣のポケットに聴診器を入れる。
「不機嫌…でした?」
「…うん。怒ってるね。あれは。」
高島先生はなんだかニヤニヤしている。


