次の日



「季蛍起きて」



「…んん」



蒼の声で目覚める。




「おはよ…」





目をこすりながら、起きあがる。




「季蛍遅刻しちゃうよ?」





「…え?」





隣の時計を見ると、時刻は七時半。



「えっ!やばい」




起きて、洗面所へ向かい支度をする。






「季蛍朝ご飯」


蒼が机を指さす。




「………時間ないからいらない」




洋服のボタンを止めながら、そっぽを向く。