【企画】キミへの合図はサクラの音色








私、おかしいのかな?
陽太くんとひーくんを重ねてしまうんだ。




それにはじめて会ったはずなのにドキドキして……。



勝手に親近感湧いてる私って……おかしい、かな。




「………なぁ、初奈。ちょっと今から付き合ってくれないか?」




「へ?」




「後ろ、乗って」




私は陽太くんに言われるがまま、自転車の後ろに乗った。




「しっかり掴まってろよ?」




「は、はい……!」




陽太くんはすごいスピードで、自転車をこぎはじめた。




一体、どこへ行くんだろう……?




またあの懐かしい匂いが鼻をくすぐる。




私はそっと陽太くんの背中に寄り添った。