いつもの道を歩いていると、池宮が居た。最近、よく駄菓子屋さんの前で池宮を見る。今日は、1人だったし、声をかけてみた。

"池宮〜1人で何してるの?"

慌てたように、何かを拾い上げて、私の方をみた。

"あぁ、友達待ってたんだけど来ないからそろそろ行こうかと思ってたところ。
"

"じゃあ、一緒に学校行く?私も、1人だし。"

"そうだな!よしっ、行こうぜ〜"

池宮は、何事も無かったかのように進みはじめた。さっき何を拾ったのか聞きたかったけど、聞かない方がいいと思ったから聞かなかった。
2人で、いろいろな話をしながら歩くうちに、学校に着いていた。