"真那、起きて〜!次真那の番だよ〜"
友達が私を呼ぶ声がして、目を開けると、私はテニスのユニホームを着て、ラケットを片手に持っていた。
あれ?私、確か寝てたんだけどな…
まぁいいや〜 テニスしよ♪

"野村、いっきまぁす!"
パン、バン、パコン、バス‼︎‼︎‼︎
か、勝った〜♪

良い汗かいて、スッキリした。
みんなで、少し休憩をしていると。
"真那〜池宮が呼んでるよ。"
って友達から言われた。一瞬ビックリした。何で、池宮が私を呼んでるかが分からなかったから。
でも、何か面白そうだったから行ってみた。後ろから、外野がうるさかったけど、まぁ気にせずに進んだ。
あ、そういえば紹介遅れたね。
池宮 亮太は、私の同級生の友達。ふれあい合宿で同じ班になって知り合ったんだけど、葉っぱ投げられたり、すごくうざかったの!その時は、1番嫌いだった奴。
でも、今はいろいろ噂されたり、付き合ってるの?って聞かれたりするくらい、仲がいいんだ。不思議だよね。1番嫌いだった奴と、今は、彼氏に間違われるくらい仲が良いのって。
そんな池宮が呼ぶって事は、何か面白い事を報告しにきたのかと思った。
いろいろ考える内に、池宮の目の前に私は立っていた。