田中は話題を変えようと、テレビをつけた。
「博士、テレビでも見ましょう」
「あぁ。そうだな」
テレビでは歌番組が流れていた。
「博士! テレビに出ている人の赤い糸も見えますよ!」
「そうだお」
「最近売れてきたアイドルの河合亜美からロックの神様佐竹祐一に赤い糸が出ています!」
「河合亜美は確か佐竹祐一のファンだ。それでオナニーしていたのだろう」
「うわっ! 今一瞬、客席が映ったのですが、50人ぐらいの客から赤い糸が佐竹祐一につながってましたよ」
「むむむっ。佐竹祐一、おそるべきじゃな。
…………。
もう、いいだろ。メガネを返してくれ」
はい、と田中がメガネを外そうとしたとき、田中の目に秋山博士につながる赤い糸が見えた。
「博士、テレビでも見ましょう」
「あぁ。そうだな」
テレビでは歌番組が流れていた。
「博士! テレビに出ている人の赤い糸も見えますよ!」
「そうだお」
「最近売れてきたアイドルの河合亜美からロックの神様佐竹祐一に赤い糸が出ています!」
「河合亜美は確か佐竹祐一のファンだ。それでオナニーしていたのだろう」
「うわっ! 今一瞬、客席が映ったのですが、50人ぐらいの客から赤い糸が佐竹祐一につながってましたよ」
「むむむっ。佐竹祐一、おそるべきじゃな。
…………。
もう、いいだろ。メガネを返してくれ」
はい、と田中がメガネを外そうとしたとき、田中の目に秋山博士につながる赤い糸が見えた。


