長瀬もピャ―ッと行ってしまった。


よし、読書に。。。


「美樹ちゃーーん」


気がつけば皆いない。


え、うそマジ?



「何してんのーー?」


な、ななななななな



何言ってんだ。。。




「いや、読書だけど」


「え、何ツンデレー?


 まさか美樹ちゃんってそんなキャラ?」


よし、本心だそう。


コイツには大人しくしてちゃいけない気がする。



「本心よこのド変態!!」



「え、何々ちょっと(笑)」



「ずっと話しかけられたりしてたら、


 周りの女子たちに怖い目で見られるから!!」



「あぁー」


何々、何で残念そうな顔?



「美樹ちゃんもそういうカンジ?

 
 女子の目とか気にしちゃうタイプ?」



「だ、だって…

 
 気にしないと怖いし」


「なるほどね、オオカミちゃん」


お、おおおおおおおお


「オオカミちゃん――――!?」


王子さまの満足そうな顔。


何その顔!!


「今思いついたの。


 ピッタリでしょ、君に?」


結構マイペース?


「榊君て…」


「何?」


「絶対に人に流されないタイプだよね…」


「よく言われる★」


だよねー…。