【無理だよ?君は此処から出ることはないんだよ】 は?何かってに決めてんだよ。 「そんなの、まだわからないだろ?」 【どうかな?】 「何が言いたい。というか、何処にいるんだよ。出てこいよ」 【・・・仕方ないな】 スゥゥゥ 「・・・なっ‼︎」 【やぁ、こんにちは。君に会うのは初めてかな?】 「わ、私⁉︎」 目の前にいたのは、幼少期の私の姿そのままだった。 【ふふ、そんなに驚かなくてもいいのに】 いや、普通は驚くでしょ⁉︎ 「で、君の名は?」 【え、僕の名?】