〜回想〜 私と蘭が出会ったのは、去年の夏頃… ドカッ…バキッ… 「オラァッ」 ドカッ 「グハッ」 ドサッ 「弱い・・・弱すぎる」 「まぁまぁ、そんなこと言わずに」 「チッ」 あの時は、まだ少しばかり荒れてて。悪い奴らを片っ端からやっていた。 「・・・帰るぞ」 「はーい」 何時ものように暴れ終わったら、見回りしていた。 「はぁ・・・つまんね」 「そんなこと言わない」 一人で何も出来なかった私に戦う術と仲間を梓はくれた。