「ふふっ、梓の匂い〜♪」 こ、こいつは分かっててやっているのか?それとも、無自覚で? まぁ、いいか。もう少しで終わるし 「・・・よし、できた」 「ねぇねぇ、終わった?」 「あぁ、終わったよ」 悠太はにこやかに笑い俺の腕を引っ張り 「じゃ、寝よ?」 と、首を傾げてきた。 「寝るけど、その前に歯を磨かないと」 内心、焦る中平常心を装い歯を磨いた。 だってさ、食べ終わった後歯を磨くのは当たり前だろ?