梓に僕の過去を話せて良かったと思う。 「梓〜」 「キャッ・・・ど、どうしたんだ悠太」 「ううん、なんでもな〜い」 そういいながら、梓を後ろから抱き締めるように抱きしめる 「僕、梓に出会えてよかった・・・これからも、ずっと一緒だよ?」 「勿論だよ。何当たり前のこと言ってんの?」 どうした?という顔をしながらも頭を撫でてくれる仕草は、母親そのもの (梓が僕の母親だったらな・・・) と、考えることが多くなった。 なんでだろ? 「悠太?」