チャット恋愛注意報!!2 ~メガネ男子とハプニングkiss !?~ (旧)



「おいコラ咲良、お前のせいでいきなり はぐれちまったじゃないか」

「どう考えてもフジヤマのせいでしょっ」

「まぁ、アイツらを二人きりにしてやる予定だったし俺は別にいいけど」

「それは……私もそうだったけど……」




サングラスを外したフジヤマと、目と目を合わせて見つめ合う。

その後、歩いてる人の邪魔にならないようにと道の隅の方へと移動し……また見つめ合う。









「……よし。 ここは一つ、俺とラブホにでもっ」

「行くわけないでしょ、この馬鹿っ!!」

「冗談だっつーに。 でもどうすっかなー、俺と咲良が一緒に歩いてたら警察に捕まりそうだなー」

「売春容疑とか?」

「おう、俺が受け取る側な」

「それは違うでしょうに」




なーんて話しながら、私たちはクリスマスの時みたいに笑い合う。




「フジヤマって、どんな時でもフジヤマだねぇ」

「そりゃあ、無敵のフジヤマさんだからな」

「何それ、変なのー。 あ、ねぇユキ姉は元気? お家でまったり中?」

「おう、元気元気っ!! さすがに混んでる神社とかには行けねぇけど、テレビ見てのんびり過ごしてるって。
で、『私の代わりにおみくじ引いてきてー』だと。 代理で引くのってアリなのかねー? まぁ、頼まれたから引いて帰るけどなっ」

「そっか!! じゃあ神社に行こっ!! そうすればイトちゃんたちにも会えるかもしれないしねっ!!」




ということで、私たちは神社へと向かうことに。

背の高い私+オッサンなフジヤマ というのはやっぱり目立ったみたいだけど、警察に捕まることなく神社に到着っ。


大勢の人に押されながら少しずつ前に進む中で、私とフジヤマは はぐれないようにと自然と手を繋いでいた。