チャット恋愛注意報!!2 ~メガネ男子とハプニングkiss !?~ (旧)



………

……




時間は、もうすぐ午後2時。

電車に乗ってテキトーなところで降りて、街をブラブラと歩く。

それがいつもの私の休日の過ごし方だった。

と言っても、ここ最近はずっと家に居たから久しぶりの外出だ。


天気は晴れ。

風が冷たいけれど、太陽の光を目一杯浴びると気分は上々!!


今日はどんな素敵なお店に出会えるかな?


と、そんな風に思いながら駅の改札を抜け、電車に乗ったら……──、







「あ」

「え? あっ……!!」




──……私が吊革を掴んだすぐ近くに、YUKIが居た。






「こんにちは」

「ど、どーも……」




ま、まさか電車の中で、こんなにバッチリと会ってしまうとは……。




「買い物?」

「う、うん……暇、だったから……」

「そっか。 俺も同じ」




……凄く久しぶりに会ったYUKIは、前と同じように笑っている。

私の告白のこととか、『咲良の気持ちには応えられない』と言ったこととか……私とは違って、全然引きずっていない感じ。

……なんか、私一人が焦ってるみたいだ。



って、あれ?

YUKI、『俺も同じ』って言ったよね?


それって……『俺も買い物』って意味? それとも、『俺も暇』って意味?