チャット恋愛注意報!!2 ~メガネ男子とハプニングkiss !?~ (旧)



柔らかな笑顔で私を見るYUKI。

……やっぱり、凄くカッコイイ……。




「咲良?」

「あっ……えっと、そのっ……」




うわわっ……YUKIの笑顔についつい見とれてしまった……。

だけどYUKIはそんな私の状態には気付いていないみたいで、心配そうに私を見ている。




「やっぱり、寝不足でキツい? 保健室行って少し寝かせてもらった方がいいんじゃない?」

「だ、大丈夫っ……」

「でも、心配だから」

「あっ……」




YUKIが、私の手を優しく握った。

通学路は人で溢れているというのに、そんなのはまったく気にすることなく、YUKIは私の手を握って歩いている。


こんなの、まるで……まるで恋人同士みたい……。




顔がカーッと熱くなるけれど、YUKIは全然気にしておらず、当たり前のように手を引いている。

……そのまま私はYUKIと手を繋いだまま学校に到着し、靴を履き替えたあとはまた、YUKIに手を引かれて保健室へと歩き出した。