チャット恋愛注意報!!2 ~メガネ男子とハプニングkiss !?~ (旧)



………

……




翌日。

いつもよりも眠い中で、私は電車を待っていた。


結局寝たのは、1時近くだっただろうか……。

いつもは11時過ぎには寝てるから、ほんっと今日は眠い……。


それでも学校には行かなくちゃいけないし、電車の中では吊革に掴まって立っていなくちゃいけない。

うぅ……もう夜更かしはやめよう……。


そんなことを思ってるうちに、電車が到着したからいつものように乗り込んだ。






「おはよう、咲良」

「あ……お、おはようございますっ……」




いつも私が経つ場所に、雪村さんが居た。

私と遅くまでチャットしてたのに、なんという爽やかな笑顔……。




「眠たそうだね」

「そ、そりゃあ……誰かさんと遅くまで話してたので……」

「その割に、相変わらずの口調というね」

「う……」




……『敬語は禁止だよ?』と言ってるかのようなニコニコ顔。

くそぅ、やっぱりなんかムカつくぞ。





「……YUKIは、眠くないの?」




よしっタメ口で言ってやったぞっ。

ふふんっ、ザマーミロ!! ……って、また私ってばわけのわからないことを……。

あぁもう、朝からなんでこんな疲れることやってんだろ……。




「俺は、慣れてるから平気だよ」

「……あ、そうなんだ……」

「うん」




……会話、終了。


タメ口で話そうと思うと、なかなか上手くいかない。

クラスの男子たちと話すような感じで話せたらいいんだけど……でもやっぱり、先輩だもんなぁ……。








……で、結局そのまま、電車内では何も話すことなく目的の駅へと到着した。