チャット恋愛注意報!!2 ~メガネ男子とハプニングkiss !?~ (旧)



「な、なんで急にお嫁さんになるんですかっ!! 私はただの女子高生ですよっ!?」

「じゃあ、将来の嫁さんって言っとこうか」

「えぇっ……!? そ、そんな突然っ……またいつもの『冗談だよ?』じゃなく、本気でっ……!?」


「……それって俺の真似? 俺ってそんなにイヤなキャラクターだっただろうか」




……口元に手をやって、何をそんな真剣に悩んでるんですかっ!!

ていうか、『お嫁さん』とか平気で言っちゃえるのが信じられないっ……。




「あ、あのですね、シュウ。 いえ秀一さんっ」

「はい?」

「こ、言葉の意味をわかって言ってますか? お嫁さんってのはつまり、あなたの妻ですよ? 奥さんですよ? 英語で言うならワイフですよ?」

「家内、女房なんて言い方もあるね。 ……へぇ、意識すると意外と呼び方が多いんだな」

「……そんな楽しそうに思考を巡らせないでくださいよぉ……」




うぅ……どうしてそんな平気そうな顔してるのかなぁ……。

言葉の意味がわかってるのなら、もっとこう……ねぇ……?






「咲良は、イヤ?」

「え……」

「俺のお嫁さん」




ドキッ……。


私の髪を優しく撫でるシュウが、どこか不安そうに私を見ている。

……そんな顔、ズルいですっ。





「……シュウの馬鹿っ。 イヤなわけないでしょっ」

「そっか、よかった」

「……あぁもうっ、その笑顔反則っ!! 可愛すぎっ!! そんな顔するなんてズルいよっ!!」

「可愛……くはないぞ?」


「そんな風に言いながら口を尖らせてるところとか、全部可愛いからっ!!
あぁもう、やっぱりシュウらしくないっ!! シュウは1歩引いたところからクールに見つめてるくらいがちょうどいいっ!! これ以上 私に近づくなぁっ!!」