「はい、終了」
「え、早っ」
「そりゃあ、サクラとユージに報告してきただけだから早いよ」
「報告って……私のこと話したの?」
「他に話すことなんてないだろ」
クスクスと笑うYUKIが立ち上がり、私の隣に座った。
「直接見るよ。 ていうか触るよ」
「へっ……いや、あのっ……」
うわわっ。
髪を撫でるのとか、ほっぺたに触るのとかっ……なんかメチャクチャ エロい感じなんですけどっ……!!
「あのっ……電車の時間がっ……」
「泊まっていけば? 明日はここから学校通えばいいし。 ていうか、休めばいいし」
「そ、それはさすがにっ……!!」
「じゃあ週末おいでよ。 金曜にウチに来て泊まって、土曜の朝一で桜子たちのところに行く。
土曜の夜はまたウチに泊まって、日曜日に家に戻る。 という感じでどうかな?」
「へっ……? え、なんか……話がずいぶん大きくなってるような……」
……ていうか、『桜子たちのところに行く』って言いました?
それって、リアルで桜子ちゃんとユージくんに会うってこと……!?



