チャット恋愛注意報!!2 ~メガネ男子とハプニングkiss !?~ (旧)



……え?

健二さんと仲良くしてる私を見て、ムカついてる……?




「それって……」

「宇田川と一緒に図書室に入ろうとしてたし、電車待ってる時もアイツの話ばっかりだったし」

「いや、あのっ……図書室に行こうとしてたのは偶然だよっ……!?
たまには本でもと思って行ったら、偶然健二さんも一緒でっ……!!
そ、それにっ……寝てる健二さんを図書室に放置して来ちゃったんだから、心配なのは当然だよっ……!!」


「その言い方が一番ムカつく」

「なっ……そんなこと言ったって、心配なものは心配でしょっ……!!」

「それじゃなくて」

「じゃあ何……!?」




全然意味がわからない。
いったい今度は、何にムカついてるんだ。




「あのさ、YUKI。 わかるようにちゃんと言って?
何が言いたいのか、全然わからないよ」




そう言った私を、座ったままのYUKIがジーッと見る。

そしてそのままボソボソと何かを言うけれど……全然聞こえてこない……。




「な、なんて言ったの……?」




そう聞きながら、YUKIの真ん前にゆっくりと腰を下ろす。

この距離なら聞こえるはず……だよね……?




「ねぇ、YUKI……?」

「だからさ、」

「うん」


「アイツのことは名前で呼ぶのに、なんで俺はいまだに『YUKI』なんだ? ってムカついてる」




え……?