チャット恋愛注意報!!2 ~メガネ男子とハプニングkiss !?~ (旧)



鼻をグズッと吸った私に、健二さんは『あー……』と小さな声を漏らした。

そして直後に、苦笑気味に笑う。




「……そう来るのか、アイツは」




そう言いながら頭を掻き、そのあとに私の髪を撫でた。




「俺たちが仲良くしてるところを見て嫉妬してる感じだったから、二人きりになったら自分の気持ちを素直に言うかと思ったけど……雪村はここでも1歩引いちゃったんだね」




クスクスと笑う健二さんは、私の髪を撫でたまま言葉を繋げた。





「じゃあ、せっかくだから付き合お」

「え……」

「雪村が俺たちの幸せを願ってるなら、その期待に応えてメチャクチャ幸せになろーよ、ね?」




屈託のない笑顔の健二さんが、そっと私を抱き締める。




「俺はあさひちゃんを泣かせないよ?」




と、耳元で優しく聞こえた。


ドキ、ドキ、ドキ……。

心臓の動きが、段々と速くなっていく。


私……このまま健二さんと過ごしていけば、幸せになれるのかな……。