チャット恋愛注意報!!2 ~メガネ男子とハプニングkiss !?~ (旧)



「……ううん、そんなの無理……」




私には そんな力なんてない。

友達としてYUKIのそばに居ることは出来るけど、それ以上なんて無理。


第一、YUKIだってそんなことは望んでいないと思う。




「……健二さん。 私には何も出来ないよ」




とっくに切れてしまった電話に向かって話しかける。

もちろん返事なんか来なかったけれど、それでも私は、電話を耳にあてたまま静かに言葉を続けた。




「……私たちは、このまま過ごしていくだけだよ」




それ以上なんて、絶対にない。