「明日の朝、また電車で」

「え? あっ……そ、そうだよねっ……うんっ、また明日電車でっ!!」

「うん」




バイクを学校に置いてるんだから、明日の朝は電車で通学ということになる。

そっか。 明日また電車で会えるんだっ……。




「わ、私っ……いつも同じ場所に乗るから、だからっ……!!」

「わかってるよ。 俺もそこに乗る」

「……うんっ!!」




俺もそこに乗る。

そう言ってくれたことがただただ嬉しくて。


私の顔は真っ赤になっていたと思うけれど、それでも真っ直ぐにYUKIを見つめる。

そんな私にYUKIは微笑み、『またね』と手を振った。