レヴァノンは考える。
ユノ様にどうご説明すればいいのだろう・・・?
まずは、『交わされる約束』を読んでいただいて・・・
それならば、図書室に寄った方がいいだろう。
『交わされる約束』を借りるために、レヴァノンは図書室へ足を向けた。
歩きながら、この間のパーティーのことを思い出す。
クレア王妃様は、カルディア嬢をオズヴェルド様の正室にしようとした。
そのことを、オズヴェルド様はユノ様と仲違いをさせるためと思っていらっしゃったが、何故カルディア嬢を選んだのだろうか・・・?
それにユノ様を召喚した理由ーーー
王位継承権に関わることに間違いはないと思うのだが・・・。
考えを巡らせているうちに図書室についたレヴァノンは、『交わされる約束』を借りるためにファンタジーのコーナーへ向かった。
『交わされる約束』は学校でも扱う話で、国民の誰もが知っている。
ラブファンタジー要素があるので、この物語が好きな人は手元に置くことも多いと聞く。
借りている人はいないだろうと本棚に目線を向けると、ぽっかり一冊分空いた場所があった。
左右の本のタイトルを見る限り、そのぽっかり空いた場所にあった本が『交わされる約束』であることがわかる。
「・・・誰ですかね、タイミングが悪い」
思わずそうごちて、図書室を後にするレヴァノンであった。
