マンガみたいな事が起きました。



「可愛いすぎんだろ…」



耳元で囁かれ、
夏の暑さと海という場所と
今このシチュエーションに……


あたしは完全に真っ赤に染まっているはず。


これを照れずにいられるわけないし!!



「えっと………。
とりあえずあたしは一人ぼっちで遊ばなくてすむということ?」


「は?
俺から今日離れたら承知しないけど?」


命令口調。

でも、その言葉にドキッとするあたし。



いつもはしない手繋ぎをされ、
なんだか痒くなった。