「普通は相思相愛なる二人が結ばれるはずなのですが、こんな僕に大事な娘さんを下さりありがとうございます。 まだお互いに気持ちは通じ合っていませんが、いずれかきっと通じ合えると思っています。 舞さんを必ず幸せにします。 今後ともよろしくお願いします」 渉が深々と頭を下げ、 お母さんとお父さんも頭を下げた。 渉、そんなこと思っててくれたの? 「まぁ、気楽に行こうじゃないか。 ほら、母さん。昼食の準備して」 「はいはい」 あたしもお母さんの手伝いをするためにキッチンへ行く。