「絶対にもう一度会おうって約束しただろ?」 そう言えばしたかもしれない。 じゃぁ、とっくにその約束は守られてたんだね。 「王子様、あたしを真のお姫様にして下さい…」 マンガの主人公のような おとぎ話の女の子のような 王子様と幸せなお姫様に。 「承知しました」 渉はそう言って唇を落とす。