マンガみたいな事が起きました。



そんな風に見つめられたら
あたしだって我慢できなくなっちゃうんだよ?


「好き」


自分から舌を絡ませるなんて
想像もしてなかった。


渉は驚いたみたいだけど、
結局自分のペースに持って行く。


唇を離した時に引いた糸が
恥ずかしさを掻き立てる。


「覚悟、できてる?」


耳元で囁かれ

あたしはゆっくり頷いた。