数分後、 「何やってんの?」 いつものスエット姿の渉が 髪をカタオルで拭きながらやってきた。 まったく…… グレーの無地のスエット。 それなのにこんなにかっこよく着こなすなんて。 それも濡れてる髪から滴る水は 色気を増すばかり。 「な、な、なななななんでも?」 咬みすぎた。 恥ずかしい、これじゃ意識してんのがバレバレじゃん。