「んやぁっ……」 甘い声が漏れて 絡まる音が耳に聞こえて…… 優しく頬を包む温かい手の平。 「わた、る……っ」 止まないキスに苦しくなるけど、 そのまま止めてほしくない。 それでも息が続かなくて 渉の肩を叩くとスッと離れてくれた。 でもそれは一瞬で、 気付けばまた捕まってる。 その繰り返しを何度もする。