しかし、俺の見立ては少し違った。 旅館の一角。 死角ともいえるような場所で、 仙崎と東雲がキスをしていた。 「うそだろ……」 まさか付き合ってるのか? そう思ったと同時に 「絶対ぶち壊す…」 とも思った。 ───これが、俺の何かを何かに変えた原因。