「これから裕貴とはどうするんですか?」


「そうだなぁー…。
まだ証拠を捕まれたわけでもないし、
こちらも訴えるほどの被害がない。
まだ何もできないのが現状だ。
だから頼みたいんだ…」


先生が私たちに頭を下げる。


「舞を守ってくれ」


こんな風に頭を下げられたことがない私たちは、驚きでどうすればいいかわからない。


「教師なくせに生徒に頼るなんて……。
それも生徒と関係を持つなんて最低なことをしてるのはわかってる。

それでも、俺は舞を離したくないんだ。

お願いだ、舞と一緒にいるだけで構わない」


先生の切実なお願い。


舞ちゃんは幸せ者だね。


こんな素敵な彼氏……旦那様がいて。