お話は、私の読み通り。


でも予想外だったのは


「俺と舞は結婚してんだ」


という事実と


「浅田裕貴、マジでむかつく。
ぶっ殺してやりたくなるわ」


という信じがたいような本性。


大雅も私もその変わりようには
驚きを隠せなかった。


「先生?」


「なんだ、中村?」


もはや“中村さん”じゃない。


生徒も職員も知らない

“仙崎 渉”になっていた。