私は舞ちゃんが向かっただろうトイレに急いだ。 トイレはがら空き。 一つだけ、 奥の個室が閉まっていた。 “舞ちゃん” 声をかけようとした時、 「渉…」 舞ちゃんの泣き声と 誰かを呼ぶ声が聞こえた。 ねぇ、舞ちゃん。 渉って誰? どうして私に相談してくれないの? 踵を翻しトイレから静かに去った。