マンガみたいな事が起きました。


「難しいですね…。
さつきさんと大雅くんは二人で回ってきたんですか?」


「いいえ」


あたしのことで心配かけちゃってるもんなぁ。


「そうなんですか……。
もし良かったらお二人で回ってきたらいかがですか?
その代わりに、舞さんに彼女のプレゼントを選んでいただきたいんです」


驚きと嬉しさで

間抜けな返事をしてしまった。


「裕貴くんは男子ですし、一人で大丈夫ですよね?」


「…………」


無言って、どうなのよ。


「ダメですか?」


渉が大雅とさつきに言うと、


「ダ…「いいですよー。舞ちゃんセンスいいんできっと彼女さん喜ぶかも~」


大雅を遮ってさつきが答える。


大雅はさつきに同意を求められて
「うん」と言うしかないみたいだ。