それにしてもこれからどうしようか。 さつきと大雅は二人きりにしてあげたいし、かと言ってお姉さんはナンパされたし。 帰るにも、この暑さを歩いて帰りたくなんかない。 渉は午後から仕事だし。 仕方ないなぁ。 一人で泳ごうかな。 ───この時、帰ればあんなことにはならなかったのに。 そんなこと、露ほども心配していないあたしがいた。