夕方、日が落ちるのを二人で見届けた。 今日1日頑張った太陽が 役目を終えて海に沈む。 水面がオレンジ色になり、 やがて海に溶け込んだ。 渉の手はあたしの腰に。 あたしを近くに引きつけるかのように 優しく添えられた。 「舞」 渉と視線が絡まり、 夕日を背景に唇を重ねる。 トクントクン…… 鼓動がいつもより速いのを感じながら……。