そのあと、私とササグちゃんは一緒に花の冠を作って交換したり蝶々を追いかけたりして楽しい時間を過ごした。


「あ、そろそろ行かなきゃ!」


近くにある時計台を見て6時が近づいたことに気づいた。


『帰っちゃうの?』


悲しそうな視線を向けてくる。



「うん。なんか心霊スポットに行かなきゃ行けなくて…」


『嫌そうね…』


私の気持ちを感じとったのかササグちゃんは私と同じような表情をしていた。


「そりゃ、無理矢理だしね。」


『そうなの?』


「うん。ま、また来るから!じゃあね。」


私はその時恐怖を覚えた。彼女の足がなかったことに…