しばらく歩けば湖が見え、そこで休憩を取ることになった

依頼主たちがこそこそと話している中、コトノはあらかじめ持ってきていたものを食べている

ヒナタはそれをげんなりとした顔で見て


「まーた、そんなの食べて…叔母さまにまた文句言われるよ?」


彼女が今食べているのは干し肉だった
しかし、彼女は捨てる素振りもせず、そのまま食べてる

食べるのをやめないとわかればヒナタは手を出し、頂戴?とだけ言った

コトノはなにも言わず、ショルダーから缶を取り出し、中から干し肉をひとつヒナタへとさしだした